明るい白髪染めについて④ 👨‍🦳➡️👨‍🦰 白髪染めの話ばかりで飽きてきたかと思いますが、ただのボヤきなので続けてボヤいていきたいと思います(ﾟ∀ﾟ) 今回はブリーチを使用したケースの、ちょっと特殊なパターンのお話です。 論より証拠でやってみた事のある方はご存知かと思いますが、ブリーチした後の白髪にカラーするとわりとしっかり色が染まって見えます。 例えば白髪100%のお客様がいたとして、8トーンのファッションカラーOXY6%で染めたとしてもほとんど染まって見えません。 が、このお客様にまずブリーチをします…この時点ではほぼ変化無しか、場合によっては逆に黄ばんだ白に見える事もあると思います。→ここからWカラーの要領で8トーンのファッションカラーOXY6%で先程と同じようにカラーした場合、かなりの確率で白髪に色が入ります😳 以前に毛束でも検証してみましたが、正直毛束というのは同じ人からとった髪ではなく、沢山の毛束を集めて作られているので白髪を染める検証は参考にならない事もあるので難しいです😭 でも上記の現象が起こる事は間違いなく、僕自身サロンワークで何度も経験しています。 なので今回は理論的に何故こうなるのか？を僕が勝手に考察したボヤきになるので、ここから先は話半分に見て下さい。 普通の状態からカラーをしても染まらない白髪がブリーチ後だと染まりやすくなる原因… ①つはダメージによるものだと思われます☝️白髪は元々メラニンがほとんど入っていない髪なので、ブリーチしたとしても削るメラニンがありません。なので見た目の色はほぼ変わりません。 ですが色が変わらない=ダメージしていない　という事でもありません。 以前の白髪についての投稿にも書きましたが、白髪はメラニンが無いだけで別に駄目な髪でもありません。なのでキューティクルなどもしっかりとあります。 つまり明度は明るいのに健康毛というある意味奇跡の毛なんです😍 バージン毛のカラーは明るくなりづらかったり、染まりが悪かったりしますよね？白髪に色が入りづらい理由の1つには同じ事が言えるのではないでしょうか？だって健康毛なんですから！ その健康な白髪がブリーチによってダメージします→当然キューティクルなども開きやすくなります。そしたら弱いパワーの薬剤でも染料が内部に入りやすいですよね？これが①つ目のブリーチからのカラーが染まりやすい理由です。 ②つめの理由は1つめと似ていますが、ブリーチによるアルカリによる影響が考えられます。 これまでの投稿から白髪を染める為にはグレイカラー剤と同等のアルカリ量(リフト力)と染料濃度が必要だという事が想像できます。 ブリーチ剤のアルカリ量はアルカリカラー剤のそれを大きく上回っています。 一度シャンプーなどをしてブリーチ剤を流したとしてもブリーチ後の毛髪は通常の弱酸性よりもアルカリ性に偏っています。 これによってその後のカラーのアルカリパワーがそこまで強くないファッションカラーなどでも、染まりやすい状態になるのではないか？という考えです。 以上が僕の今までやってきた検証や勉強してきた毛髪やカラー剤の性質から考察したブリーチ後のカラーが染まりやすい要因です！ 長々と書いてきましたがまとめると そもそも髪を染めるという事はそれなりのダメージは伴います。元々染まりづらい髪であればそれなりのパワーが必要だという事で、元々パワーが強くダメージも伴うブリーチ剤の使用後だと白髪でも染まりやすくなるという事ですね😊 この事を実際のサロンワークで使えるケースとしては、グレイカラーによって暗くなってしまった髪をブリーチで脱染脱色してからのオンカラーの時には、明るめのグレイカラーを使用しなくても、ある程度染料が濃いファッションカラーで染められるという事ですね☝️ ただし毎回根本の白髪新生部をブリーチしてからカラーするというのはなかなかお客様への負担も大きくなってしまうので、１カラーで染められる限界の明るさに合わせた2ndカラーのレシピを考える事が継続してブリーチを利用した明るめの白髪染めを楽しんで頂く為には必要だと思います！ ここまでの①②③④の明るい白髪染めの考え方が、エンドレスな白髪染めのループにおちいってしまうお客様に、新しい提案を出来る1つのきっかけになってくれたら嬉しいです🤗

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