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みなさんは、「装具難民」という言葉はご存じでしょうか? 脳卒中患者さんのほとんどは、急性期・回復期病院にて、リハビリを受け、そのリハビリ過程で下肢装具を処方されます。 そして、麻痺が残存する場合は、退院後の生活で装具を使用することとなります。 しかし、処方された装具は退院後の生活で十分にフォローされることなく、 装具の破損や不適合、それに伴う装具の不使用、さらには活動レベルの低下といった悪循環に陥るでしょう。 装具難民とはそういった方々のことを指します。 装具難民の定義とは? まず、1つ目が、何らかの機能障害により、本来装具が必要な状態なのに装具処方のない場合。 2つ目は、処方された装具が耐用年数を越え放置されている状態。 3つ目は、装具は処方されているが機能変化により装具が不適合な状態 。 4つ目は、装具が破損しても放置されている状態。 五つ目は、装具に異常がある場合に、どこに問い合わせていいのか知らない状態。 これらの、一つでも当てはまる状態が装具難民であるとされております。 この定義にはたくさんの要素が詰まっているので一つずつ確認していきましょう。 何らかの機能障害により、本来装具が必要な状態なのに、装具処方のない場合についてです。 私たち療法士が訪問リハビリや通所リハビリにて、意外とよくみる光景です。 明らかに足先を地面に擦りながら歩行をしている人や、踵が地面につかずに、足先だけで歩いている人など。 装具を試してみたら、もっと歩きやすくなるかもしれないのに。と、思うことが多々あります。 装具の提案ができるのは、本人の性格や身体状況、専門知識をもった療法士の役割ではないかと思っています。 次に、処方された装具が耐用年数を越えて、放置されている状態についてです。 これは程度の問題が大きかもしれません。 各装具の耐用年数は、それぞれ決まっておりますが、必ずしも耐用年数が過ぎたからといって、作り替えが必須というわけではありません。 使用状況にもよりますが、作られてから5年以上経過する装具は、必ずと言っていいほど問題がでてくるかと思います。 次に、装具は処方されているが機能変化により装具が不適合な状態について。 これは、専門性が必要になります。 装具の適合・不適合がわからないという方は療法士や義肢装具士に相談してみましょう。 また、周囲に相談できる人がいない場合は、ケアマネジャーやかかりつけ医に相談してみるのも良いのではないでしょうか。 次に、装具が破損しても放置されている状態について。 破損となると、さすがにくでしょう。と、思いますが、意外と周囲の気づきがなく見逃されている破損装具は多いものです。 装具ユーザーに出会ったら一度よく装具を見てみましょう。 最後は、装具に異常がある場合どこに問い合わせていいのかわからない状態についてです。 これが実に難しい問題だと感じています。 急性期・回復期病院で新規の装具作製を行った際に、 装具に異常があった時の問い合わせを明確に伝えておけばよいのですが、 病院・製作会社ともに自信をもって装具の異常は、うちに問い合わせください、と、言えないのが現状ではないでしょうか。 そのため、装具に問題が起こった時に、装具会社に電話をすると 、自宅訪問は行ってません。とか、 近くの整形外科を受診してください。といった対応をうけて、装具会社まで行く手段がない方や、かかりつけの整形外科をもたない方は路頭に迷う結果となります。 私たち療法士は、こうした問題を少しでも解消するために、常に在宅支援方法について考えを巡らせています。 今後皆さんと一緒に考えていければと思っております。 NPO法人ReStepに賛同を頂ける方は是非、ご連絡をお待ちしております。

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