国生み神話のイザナギ、イザナミと同じ時期に『日本書紀』に出てくる神様が菊理姫(くくりひめ)です。石川県の白山そのものが御神体とされ、菊理姫はそこにおられる女神様です。白山比咩神社を総本宮とする白山神社は全国各地で約3000社を数えます。 その菊理姫が『日本書紀』に出てくるのはたったの一文だけで、黄泉の国でイザナギとイザナミの争いの中に入って、仲裁をされています。その後は出てきませんが、そこに出ているということは、つまりイザナギとイザナミと同じ時代にいらっしゃった古い神様ということになります。 天照大御神が誕生する以前に日本におられた、おそらく土着の神様だったのだろうと考えます。「くくる」というのは、一つに結ぶといった意味合いがあることから、いのちをつなぐ親神様として、今も根強く「白山信仰」は残っています。 陶彩画の「ククリ姫」も神話シリーズの中で高い人気の作品です。 どうして今、みんなが謎めいた女神たちに惹かれているのでしょう? いえ、当の私自身の魂が惹かれているのです。単に創作のモチーフとしてではなく、もっと深いところ。 それは、こんなふうに説明ができそうです。菊理姫や瀬織津姫のように、記紀神話にも書かれていない歴史というものをテーマにするとき、私は最終的に自分の魂の中の記憶を探しているのです。 無いものをつくるのではなく、あるからこそ出てくる。自分の魂の中に、心の中に、潜在意識の中に、あるからこそ形として表現できると考えています。アーティストのみなさんは、誰もが、そうやってものを創造していくのだと思います。 歴史に登場していないのだから、つくりものだと言われても仕方ありません。しかし、私の中の魂に問いかければ、確かに菊理姫も瀬織津姫も存在していらっしゃる神様なのです。どういう存在で、どういうお働きがあって、どういう登場をしたかということが、やはり自分の魂の中に記憶としてある、と私は信じているのです。 神話と言うのが現実なのか本当の歴史なのか、と考えることは、ある種の囚われに過ぎないことだと思うのです。知識といった外に囚われず、内にあるものに感応するのが、こうした世界なのです。 脈々と受け継いできた私たちの精神世界のいわば土台です。いまのような時代の転換期には歴史に向き合うと同時に、脈々と受け継いできた魂(神話)のメッセージに敬虔に耳を傾けるときだと思います。 *・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ・*:.。..。.:*・'・*:.。 ■草場一壽工房 Museum Shop https://manai.co.jp/ ■陶彩画 草場一壽 公式サイト http://kusaba-kazuhisa.com/ ■YouTube WEB EXHIBITION 陶彩画の世界をWEBでどうぞお楽しみください。 youtubeは、【公式】草場一壽工房で検索くださいませ。 少しでも安らぎある日常を過ごせる一助となれば幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #陶彩画 #草場一壽 #草場 #芸術 #世界に1つ #絵画 #art #美 #輝 #焼き物 #絵 #奇跡 #制作 #龍 #富士 #日本書紀 #瀬織津姫 #癒し #有田焼 #ステッカー #デジタルシルクスクリーン #複製画 #龗カード #いのちのまつり #tosaiga #kusaba #color #beautiful #japan #頑張ろう日本
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